手の届く範囲

仮面ライダーオーズのね、かなり前の回だけど。

ヤミーの力を正義のために使おうとする、弁護士志望のお父さんの話。

もともと、正しいことをしたくて使っていた力なのに、どんどんエスカレートしていくんだよね。

正義のため、という大義名分で済まなくなってくる。

そのとき、映司クンが言ったセリフを、今も時々考える。

助けていいのは、(自分の腕を広げて)このくらい。

映司クンの設定として、自分は貧しい国の支援のつもりで寄付したお金がゲリラの資金になっていたり・・・みたいな出来事があって。

手を出すなら、自分がちゃんと責任もって助けられる、ちゃんと見届けられる範囲でってことかな。

震災前に放送された回だったと思うけど、震災後のいろいろな支援活動をしるとき、映司クンの言葉の深さを考える。

正直、自分の周りのこと、日常でいっぱいいっぱいな私。

支援といっても、袋物をつくったり、わずかばかりの義援金をだすくらいしかしていない。

でも、今自分にできる、一生懸命に日々を生きることが、たとえば子ども達に手がかからなくなったときに何かするための下地になるかもしれない。

うまく言えないけれどし、言い訳かもしれないけれど。

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